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清島アパート 2023 活動成果展

2023.12.24
清島アパート 2023 活動成果展

アーティスト・クリエイターのための居住・制作の場『清島アパート』。2023年度にこのアパートに入居した7名の活動を紹介する展覧会を開催します。
日々多くの人が訪れては去っていく温泉観光地・別府。繰り返されるその循環のなかで、『清島アパート』の入居アーティストたちもさまざまな出会いやインスピレーションを得ました。本展はその7名の活動を「都市への眼差し」「物語への誘い」の2期にわけてご紹介します。

前期

都市への眼差し

前期は、都市をテーマにした3名のアーティストによる展覧会です。

例えば別府という都市は、温泉に代表される地質や歴史、文化、コミュニティ、産業など、さまざまな要素が密接に関係しあって形成されています。このような都市に溢れる情報と向き合い、映像、音、写真の異なるジャンルで展開された展示を通して、あなたの住む町を見つめ直してみませんか?

会期:2024年1月19日(金)~2月12日(月・祝)※火・水休み
時間:11:00~17:00
会場:別府市創造交流発信拠点『TRANSIT』 (別府市末広町1番3号レンガホール1階)
料金:無料


参加アーティスト
匂坂緑里 Midori Sagisaka

静岡県生まれ。テレビディレクター、ときどきヨガ講師、まれに整体師。大学時代を東京で過ごし、スイス・チューリッヒやドイツ・ベルリンに遊学。卒業後にテレビの番組制作に携わりはじめ、今に至る。これまでの受賞歴に、別府を舞台にしたドキュメンタリー『通信簿の少女を探して』(2023) にて文化庁芸術祭優秀賞、民放連テレビ教養部門優秀賞などを受賞。また『欧州最後の独裁者 ベラルーシ ルカシェンコ大統領独占インタビュー』(2022) にてギャラクシー賞受賞。

高梨 麻梨香 Marika Takanashi

1995年秋田県生まれ。2023年秋田公立美術大学大学院複合芸術研究科修了。建築など都市の視覚的環境の特性に関心を持ち、可視・不可視の「かたち」の堆積としての都市を積分的に分析していくリサーチを通して、自ら録音・編集した音を構成していく。ノイズを「不要で排除されるもの」のメタファーとして捉え、慣行や社会構造からみえる排除の構造に着目し、「ノイズ」を主題としたサウンドインスタレーションを展開している。主な活動に個展『スプラッシュ! 水戸AIR成果展 杳』(club space BUBBLE、茨城、2023) や『ちくごAIR 2022 成果展』(九州芸文館/3331 Arts Chiyoda、福岡/東京、2023) など。

Tomohiro Hanada

2016年ベルリン写真専門学校 Neue Schule für Fotografie Berlin 卒業。写真をツールとして生活ルーティンによって引き起こされる思考の停止に疑問を投げかけ、日常生活のなかで見過ごされているものに光を当てることを目的として活動。主な個展に『Today is a better day』(Libris Kobaco、福岡、2020)。主なグループ展に『現実47』(大分県立美術館、2022) など多数。2023年度 福岡アジア美術館アーティスト・イン・レジデンス招聘作家。『Fukuoka Wall Art Project』優秀賞 (2023) 。

 

後期

物語への誘い

後期は、鑑賞者を物語の世界に誘う4名のアーティストによる展覧会です。

絵画、インスタレーション、一人芝居、3DCGなど幅広いジャンルで、日常に潜むもう1つの可能性や、角度を変えることによって見えてくる世界の鮮やかさや美しさに目を向けさせる展示です。今いる現実を、新たな視点で見つめ直すためのきっかけを与えてくれるかもしれません。

日時:2024年2月16日(金)~3月11日(月) ※火・水休み
時間:11:00~17:00
会場:別府市創造交流発信拠点『TRANSIT』
料金:無料

参加アーティスト
市村優奈 Yuna Ichimura

徳島県生まれ。インスタレーションやパフォーマンスアートを制作している。それらの作品は、宗教的に捉えられることも多いが、無意識から生まれたものであり深い意味はなく、自分とあなたの間にできる「生」を可視化しているだけである。「生とは、自分と自分以外の間にある」。これまでの主な個展に『live』(布屋ビル、大分、2023) など。グループ展に『My Jam』(コトブキヤ駅南店、大分、2023) など。

 

東京ディスティニーランド Tokyo Destiny Land

1人芝居俳優。1975年生まれ。東京で育ち小中高と目立つ事もなく無趣味で20歳を迎える。バイトをしながら出会い系情報誌『じゃマ~ル』で『演劇しませんか』というサークルに参加。初めて眼鏡を外す。「ハンサムだね」この一言で魂が発火。以来60の劇団を渡り、北海道から九州まで旅巡りの俳優になり、別府に辿り着いた自分に驚いています。

 


永井 幸太朗
Kotaro Nagai

2000年大分県生まれ。大分県立芸術文化短期大学専攻科造形専攻メディアデザインコース卒業。3DCGソフトを使用しフォトリアルな人間、動物、アニメモデル、背景などさまざまなキャラクターモデルを制作。質感表現に重点を置き、肌のキメ細かさや毛穴、髪の毛の艶や柔らかさなど細部までこだわることを意識している。また造形力を養うために常日頃から身の回りの静物、人物に目を向け観察しスケッチすることを心がける。その他にも似顔絵制作やジャグアタトゥーなどさまざまなジャンルのアート活動をおこなっている。

 

東 智恵 Tomoe Higashi

2019年Bath Spa Universityファインアート修士課程修了。植物や女性像、自己に焦点を当て、独自の視点で美化や理想化を追求。描くことで内省し、鑑賞者との対話を促す作品を制作する。主な個展に『INVERSE』(べっぷ駅市場、別府、2023)、『Space』(Space Beppu、別府、2023)など。グループ展に『UPPALACE』(アトリエひこ、大阪、2023)、『現実47』(大分県立美術館、2022)、『3331 ART FAIR』(3331 Arts Chiyoda、東京、2022) 。過去にはイギリスのLocksbrookや44ADで展示。2022年生頼範義展にて優秀賞受賞。

 

 

■関連イベント

【前期】トークイベント
大阪中之島美術館学芸員の中村史子氏をゲストに迎えるトークイベント。
中村氏は、表現と社会との繋がりに関心を持ち、愛知県美術館所属時には若手作家を個展形式で紹介するシリーズの企画を立ち上げるほか、『あいちトリエンナーレ』に第1回から関わり、『国際芸術祭「あいち2022」』ではキュレーターを務めるなど、国内外の幅広いアーティストの紹介と協働に携わってきました。
本イベントでは、出展作家3名による活動紹介のあと、中村氏とのトークセッションをおこないます。

ゲスト:中村史子 (大阪中之島美術館 主任学芸員)
進 行:中村恭子 (NPO法人 BEPPU PROJECT 代表理事)
日 時:2024年1月20日(土)17:30~19:00
会 場:レンガホール2階 多目的ホール (別府市末広町1番3号)
定 員:50名
料 金:無料・要予約

 

中村史子 (大阪中之島美術館 主任学芸員)

2007年から2023年まで愛知県美術館学芸員として『放課後のはらっぱ』(2009)、『魔術/美術』(2012)、『これからの写真』(2014)、『生誕120年 安井仲治』(2023) などを企画、担当。また、『あいちトリエンナーレ』にアシスタントキュレーターとして第1回から関わり、『国際芸術祭「あいち2022」』ではキュレーターを務める。加えて、愛知県美術館にて若手作家を個展形式で紹介する『APMoA Project, ARCH』を企画し、伊東宣明、飯山由貴、梅津庸一、万代洋輔を取りあげた。主な外部企画のキュレーションに『Play in the Flow』(チェンマイ、タイ、2017) があるほか、雑誌や書籍等への寄稿多数。専門は視覚文化、写真、コンテンポラリーアート。

 

【後期】トークイベント
東京国立近代美術館主任研究員で美術評論家の成相 肇氏をゲストに迎えるトークイベント。成相氏は、マンガ、大衆誌、広告ほか雑種的な複製文化と美術を交流させる、領域横断・拡大的な展覧会を多数企画。その活動は優れた新鋭の美術評論家・美術史研究家の活動に対し授与される『倫雅美術奨励賞』を受賞 (2012)、また初の単著『芸術のわるさ コピー、パロディ、キッチュ、悪』 (2023、かたばみ書房) を出版するなど高く評価されています。
本イベントでは、出展作家4名による活動紹介のあと、成相氏とのトークセッションをおこないます。

ゲスト:成相 肇 (東京国立近代美術館 主任研究員)
進 行:中村恭子 (NPO法人 BEPPU PROJECT 代表理事)
日 時:2024年2月23日(金・祝)14:00~16:00
会 場:レンガホール2階 多目的ホール (別府市末広町1番3号)
定 員:50名
料 金:無料・要予約

 

成相 肇 (東京国立近代美術館 主任研究員)

府中市美術館学芸員、東京ステーションギャラリー学芸員を経て、2021年から現職。戦後日本のアヴァンギャルド芸術を中心に調査研究をおこない、マンガ、大衆誌、広告ほか雑種的な複製文化と美術を交流させる領域横断的な展覧会を企画。主な企画展に『石子順造的世界 美術発・マンガ経由・キッチュ行』(第24回倫雅美術奨励賞、府中市美術館、東京、2011-12)、『ディスカバー、ディスカバー・ジャパン「遠く」へ行きたい』(東京ステーションギャラリー、2014)、『パロディ、二重の声 日本の1970年代前後左右』(東京ステーションギャラリー、2017) など。

 

高梨 麻梨香 ライブパフォーマンス
出展作品であるサウンドインスタレーションとともに、キャリア初となるライブパフォーマンスをおこないます。
出 演:高梨 麻梨香
日 時:2024年1月21日(日)14:00~14:30
会 場:別府市創造交流発信拠点『TRANSIT』展示室
料 金:投げ銭制・予約不要

東京ディスティニーランド 『謎のイベント』
一人芝居俳優の東京ディスティニーランドが展覧会会期中の毎週土曜日にどこかでなにかをします。
情報は下記URL (Instagram) よりご覧ください。
https://www.instagram.com/tokyodistinyland

 

■予約方法
各イベントのご予約は、下記のいずれかよりお願いします。
※各種関連イベントは変更になる可能性がございます
Web:https://sgfm.jp/f/dc59b56b6e9cf578d5e63b789022b608
電話:0977-22-3560 (BEPPU PROJECT)

 

■連携イベント

アーティストバー
『HAJIMARI Beppu』の1階ラウンジにて特別な金曜日の夜にだけオープンする、アーティストがホストとなるスペシャルなバー。アーティストの作品やポートフォリオを前に、作品や活動についてアーティストから直接、気軽に話を聞くことができます。今回は、『HAJIMARI Beppu』との連携イベントとして、清島アパートのアーティストたちがホストとなります。アーティストと過ごす特別な夜を、お楽しみください。

1月26日(金) 18:00~22:00
高梨 麻梨香

2月16日(金) 18:00~22:00
市村優奈、永井 幸太朗、東 智恵

3月8日(金) 18:00~22:00
東京ディスティニーランド

会場:HAJIMARI LOUNGE (別府市千代町5-1 HAJIMARI Beppu 1階)
予約不要、入場無料、要ドリンクオーダー

 

2024年度 清島アパート利用者募集について

下記2つのプログラムにて、清島アパートを利用したいアーティストを募集します。募集内容の詳細や条件についてはWebサイトをご覧ください。詳細の情報公開は2024年1月9日(火)を予定しています。

1.長期滞在プログラム
https://www.beppuproject.com/news/4497
2.短期滞在プログラム
https://www.beppuproject.com/news/4499

 

主催:NPO法人 BEPPU PROJECT
協力:別府市、別府市産業連携・協働プラットフォーム B-biz LINK
助成:文化庁文化芸術振興費補助金 (舞台芸術等総合支援事業 (次代の文化を創造する新進芸術家育成事業))
独立行政法人日本芸術文化振興会

 

〈お問い合わせ先〉
NPO法人 BEPPU PROJECT
〒874-0933 大分県別府市野口元町2-35 菅建材ビル2階
E-Mail:info@beppuproject.com
Tel:0977-22-3560
Fax:0977-75-7012
営業時間:月〜金 9:00〜18:00