BEPPU STUDIO 01 でのイベント
『BEPPU STUDIO 01』は、アーティスト・クリエイターの活動を支援するため、南部・浜脇地区の空き物件を改修したレンタルスタジオです。2024年4月から7月をトライアル期間とし、8名のアーティストがさまざまなジャンルの表現活動の場として活用します。公開日には、展覧会やオープンスタジオなどのイベントを開催し、会場を一般公開します。どうぞお気軽にご来場ください。
なお、『BEPPU STUDIO 01』の施設詳細および利用申込はこちらをご覧ください。
https://www.beppuproject.com/work/4636
BEPPU STUDIO 01
住所:大分県別府市楠町14-2 財前ビル1階
※公開日以外の利用期間は原則公開しておりません
■古武家 賢太郎
利用期間:2024年6月3日(月)~6月17日(月)
公開日
KENTARO KOBUKE exhibition
6月15日(土) 11:00~16:00
アーティストからのコメント
KOBUKE氏の自然、風景画の織りなす独特な色彩や世界観を胃袋でも感じてもらう1日。アートと食の方向性との関わり、柔らかい境界線。
プロフィール
古武家 賢太郎
広島県⽣まれ。1998年桑沢デザイン研究所卒業。2009年ロンドン芸術⼤学チェルシー・カレッジ・オブ・アーツ修⼠課程修了。2012年に⽂化庁進芸術家海外研修制度研修員に選出。⾃然⽊の板に⾊鉛筆で直接描き込んでいく独特の⼿法で、神話や童話からの引⽤をイメージさせる幻想的なペインティングを制作。『JR現美新幹線』などのコミッションワークも⼿がける。近年の主な展覧会に、『Evergreen Haze』(SCÈNE、2023年)、『The Other Side of Hope』(Maho Kubota Gallery、2020年)、Maison Kitsuné とのコラボレーションなど。2021年に作品集『KENTARO KOBUKE』出版。
COZUCHI Natural Food Works
『IDÉE食堂』の楢本亞子と『つばめ食堂』の山口史絵による料理ユニット。ケータリング・イベント出店・企画など。大分のオーガニックで良質な素材にこだわる。
◾️長野櫻子、藤岡 定 (anno lab)
利用期間:2024年6月17日(月)~7月1日(月)
公開日
オープンスタジオ
6月29日(土) 15:00〜18:00 、30日(日) 13:00〜17:00
プロフィール
長野櫻子 (anno lab)
福岡市在住、美術作家。anno lab所属。アニメーションを軸に、社会や都市、空間の中にあるひそかな物語を掬い上げ、記録・記憶に残すための映像やインスタレーションを制作している。福岡アジア美術館2022年度アーティスト・イン・レジデンス3期招聘。2023年度文化庁メディア芸術クリエイター育成支援事業採択。主な展示に『万田坑芸術祭』(万田坑、熊本、2023年)、『Fan Week 2023』(アーティストカフェフクオカ他、福岡、2023年)。主な個展に『あなたが誰で、どんなに孤独だろうとも』(EUREKA、福岡、2022年)。
藤岡 定 (anno lab)
anno lab代表。福岡をベースに活動するメディア・アーティスト、インタラクション・デザイナー、博士 (芸術工学)。2021年、anno labが雑誌PenによりPen Creator Awardsに選出される。2022年、大分県豊後高田市に常設されているアート作品『太陽と月の部屋』にて文化庁メディア芸術祭アート部門大賞受賞。その他、SIGGRAPH、FILE Festival、404Festival、台北數位藝術節、アジアデジタルアート大賞など、国内外のメディア芸術祭にて受賞・展示・上演多数。作品の多くは「プロセスの楽しさ」「知的好奇心」をテーマにしており、興味からつい動いてしまうことが無意識に人の領域を広げ、より複雑な分野への理解の入り口となるようなクリエイティブを心がけている。
◾️遠藤梨夏、嶽野 蓮
利用期間:2024年7月1日(月)~7月16日(火)
公開日
展覧会、オープンスタジオ『えんちゃんとたけちゃんのぽかぽか探訪録』
7月15日(月・祝) 13:00〜17:00
プロフィール
遠藤梨夏
1998年、福岡県生まれ。佐賀大学院地域デザイン研究科在籍。制度や当たり前とされていることをゆるく解体するような作品を制作している。作品を通して、日常の中で当たり前に受け入れられている事象をズラして新たな視点を与える。主な個展に『おままごとのストレッチ』(IAF SHOP*、福岡、2023年)、『にどあることは、さんどあった。』(IAF SHOP*、福岡、2022年)、主なグループ展に『CAF賞2023 入選作品展覧会』(代官山ヒルサイドフォーラム、東京、2023年)、『ニュー・ニューウェーブ・フクオカ』(八番館、黄金町エリアマネジメントセンター、神奈川、2023年) など。
嶽野 蓮
1999年、福岡県生まれ。佐賀大学院地域デザイン研究科在籍。作品とそれを取り巻く環境との関係性に着目し、鑑賞者の行動や展示場所の特性などを利用した作品を制作している。主な個展に『Innocence/InNoSense』(CREA CUBE、福岡、2022年)、主なグループ展に『ツー・バウンスのワンバウンドめ』(ツー・バウンス、佐賀、2022年)、『sun,sun,pot,pot.』(中里太郎右衛門陶房、佐賀、2023年)、『ザ・9』(旧枝梅酒造、佐賀、2024年) など。
トライアル期間の今後の活用については、随時更新いたします。
終了したトライアル企画
■下野薫子
利用期間:2024年4月12日(金)~15日(月)
公開日
展覧会『BEPPU STUDIO 01での構成』
2024年4月13日(土) 15:00~18:00、14日(日) 13:00~18:00
プロフィール
東京都出身。武蔵野美術大学油絵学科卒業。大学卒業後、デジタルの絵画作品を制作し発表する。国内各所、フランスなどさまざまな場所を経て、2020年別府に移住。現在、インスタレーション、詩と陶芸、音楽などさまざまな手法を用い作品制作をしている。バンド『空間』(@kuukan_official) でも活動をしている。
■安部沙保里
利用期間:2024年4月15日(月)~23日(火)
公開日
オープンスタジオ
2024年4月21日(日) 13:00~17:00
プロフィール
大分県生まれ。別府大学文学部芸術文化学科絵画表現コース研究生課程修了。大学卒業後、大分県内を拠点に絵画作品を制作。暮らしのなかで、制作に繋がるインスピレーションを得る。川のかがやく水面や、心象風景、自らが撮影した風景の写真などをイメージのきっかけとし、油彩作品やドローイング作品を制作している。主な個展に『どこかでいつか、かいだ匂いだ』(art space baku、福岡、2023年)、『結ばれる様相』(605gallery、東京、2023年) など。主なグループ展に『東アジア文化都市2022 日中韓現代作家交流展 inOITA』(大分県立美術館、大分、2022年)、『みちの歩き方 路上の観察者たち』(大分市美術館、2022年) など。
◾️ヒライマサヤ、ヤン・コセク
利用期間:2024年5月16日(木)、17日(金)
公開日
展覧会、ライブイベント『ヒライマサヤとヤン・コセクのコラボ展』
5月16日(木) 19:00~21:00、17日(金) 15:00~20:00
2023年からともに音楽制作を続けてきた、別府市在住のヒライマサヤとドイツ出身のヤン・コセクによる初のコラボ展を開催します。ヒライマサヤによる絵画とヤンによるアニメーション作品を展示。5月16日(木) はオープニングライブもおこないます。また、5月17日(金) はライブペイントにあわせて、時折不気味な鐘の音が鳴り響きます。何が起きるか、おたのしみに!!
プロフィール
ヒライマサヤ
1996年結成のロックバンド、マーガレットズロースでボーカル・ギターを担当。九州に移住してからは、ソロ活動をスタート。平井正也BAND、The Old&Moderns、ひょうへんクラブと数々のバンドを結成し、音源を発表し続けている。音楽活動と平行して、絵を描いて個展をしたり、弁当の写真と手紙を展示したり、生活そのものを表現し続ける。
ヤン・コセク
これまで25年間にわたり、ジャズ、ボサノヴァ、フォークのさまざまなバンドやアンサンブルでピアノを演奏。「クラヴィアパンク」(ピアノ・パンク) という独自のジャンルで、シンガーソングライターとしても活動している。「クラヴィアパンク」はフォークやジャズの要素とパンク・ミュージックを組み合わせ、政治的で感情的な歌詞を表現するもの。作詞・作曲のほか、アニメーションやミュージック・ビデオ、小規模なインスタレーションなど、ジャンル横断的な表現にも挑戦している。ドイツ・ドレスデンで15年間過ごし、ドイツをはじめヨーロッパで400回以上のコンサートをおこなう。現在はピアノとウクレレを用い、日々の事柄について自らの考えを表現している。近年は、アニメーション映画の制作にも取り組む。
◾️東京ディスティニーランド
利用期間:2024年5月27日(月)~6月1日(土)
公開日
展覧会『夜のバビロン』
2024年5月28日(火)〜6月1日(土) 15:00~21:00 ※6月1日のみ、11:00~19:00
公演のポスターやピンバッチなど、これまで東京ディスティニーランドが制作した造形物を展示します。また、会場内に簡易ラジオブースを設け、随時ラジオ収録と放送をおこないます。超短編の一人芝居もリクエストあれば上演します。
ーーー展示コンセプトーーー
北海道から九州、韓国、フランス、サカルトヴェロなどを旅しながら芝居をしてきた俳優・東京ディスティニーランドは、別府の清島アパートに腰を据え、温泉で魂を洗い流した。
精神的内面を深く掘り下げてきたこれまでの芝居人生の私と、海・山・森・人と会話するようになって別府の黄金経験 (ゴールドエクスペリエンス) を経た私が、何を展示するのか。
部屋の中心にラジオブースを作り、来場者をゲストとしてラジオ放送しながら、展示と会話で自己と他者と生活を見つめる。
なお、会場ではラジオ配信や展示物に対する投げ銭を任意でお受けいたします。金銭でなくても結構です。食べ物、飲み物、会話、本、何もなくても。そもそも訪れるあなたとの出会いと再会が投げ銭です。
プロフィール
2023年度よりアート版トキワ荘・清島アパートに在住。観客の人生と会場の環境によって形を変える演劇らしきものをする俳優。自身の公演のためのポスターなども手がける。別府市末広町清島アパートの自室を改造した小さな劇場のほか、大分市・別府市の27箇所で公演済み。今回で28箇所目になる。